フォトオーバーレイをいろいろ試してみています。
フォトオーバーレイはKMLが2.2になったとともに新しく作れるようになったもので、とても効果的、印象的な機能だと思っています。
追記:5/5
ここから後の記事のフォトオーバーレイとタイムスケールの日付の不具合は、バージョン4.3.7204.0836(beta)で改善されました。快調にフォトオーバーレイを作成することができます。
Google Earth上からも前バージョンから単純なフォトオーバーレイは作成できました。が作成するのにもいろいろバギーなところがあって、苦労の甲斐なくGoogle Earthが突然終了する、といった悲しい目に会いすぎ、テスト的には作ったものの、コンテンツとして数を作るのはとても無理と思えたものです。
今回のバージョンアップ(4.3.7191.6508(beta))でどうなったかというと、うちの環境では実はかなり微妙。とはいえ、前バージョンよりは安定したのも事実で、すくなくとも作成中に不正に終了することはほとんどなくなりました。
微妙な点は、フォトオーバーレイの作成時、作成タブの写真の調整をいじると、いきなり地球がくるくる回って宇宙に放り出されてしまうことがあるのです。こうなる時は、動いてはいけないはずのカメラ位置の緯度経度も、他の調節バーを動かしただけで勢い良く他の場所に変わってしまいます。
まともな場合は、ビューのフィールドや傾斜をゆっくりとタブの調整バーで動かして丹念にあわせれば、当然緯度経度は不変で、効果的なフォトオーバーレイがちゃんとできるのですが、駄目なときは全然駄目。仕方ないので調整バーを触らず画面をマウスで動かして調整しますが、これでは相当の忍耐が必要です。
さて、きちんと調整できるときと、僅かにバーを動かしただけでとんでもないところに飛ばされてしまうときの差は何?いくら見てもKMLを見ても、画像の大きさを変えてみたりしてもわかりませんでしたが、いろいろ試した結果、どうやら、位置調整をしようとしたときの傾斜角度にあるようです。
傾斜が90度以上だと問題なく調整できる。
傾斜が90度を切るととんでもなく写真が走り回る。
大雑把に言えばGoogle Earthの地平線が画面中央より下にあればいいということです。高いところから見下ろしたような写真を貼ろうとするととんでもなく苦労すると。
これって仕様?うちのPCのせい?それともバグでしょうか。バグなら次には快適に作成できるでしょうから楽しみに待っていることにします。皆さんの環境ではいかがですか?
さて、他にもGoogle Earth上からでは作成できない、大きなサイズの画像を使ったもの、横長のパノラマを丸めたようなもの、ストリートビューで見られるような球体の360度パノラマなどの実験をして見ました。これらも右サイドバーにある「あちこちふらりフォトリンク」の「パノラマフォト」の中の「フォトオーバーレイ」のフォルダにいくつか入っています。黒いカメラアイコンの2枚がGoogle Earth上で作成したものですが、この角度ではどちらもまともに「写真を追加」の「写真」タブでの調整は不可能でした。手動で画面を動かしつつこの辺であきらめた、というものです。
「フォトオーバーレイ」フォルダは本当に実験的なものなので、コンテンツ自体はバルーンで見るパノラマと重なっていたりします。横長パノラマはこちらだけかな。
いかに簡単にフォトオーバーレイを作れるか試行錯誤中ですが(それほど成功していない)、また、その辺の経緯を別のエントリーで書きたいと思います。
さて、上記のようなことがあるにせよ、写真をいじっても不正終了は激減して、現バージョンについては今のところ快調です。前バージョンで終了時にたまにお気に入りが保存できなかったといわれて凹んでいたのがすっかり無くなりました。
細かく言えば気になる点としては
・画像の読み込みの進み具合を示す「%」が出なくなった?結構見てたのに。
・サイドバーのお気に入りのアイテムが、フォルダを開いて縦にすごく長くなっていると、アイテムを選択してダブルクリックしたとたんに、全然別の場所のアイテムにカーソルが飛んで関係ないアイテムを開いてしまうことがよくある。Google Earthのせいか、ビデオカードとの相性なのかよくわかりませんが。
・視点の角度の自由度などとても良くなっているんだけれど、まだ操作に慣れない部分はあって思い通りに動かせないときがある。早く慣れなさい、私。
・太陽表示にしたときにタイムスケールの日付が変。今日は4月年20087日になっている。
いろいろ、もしバグなら次回、直っているのを期待しつつ。
5/5:期待通り大きな不具合は直っています。サイドバー表示はアイテムが多すぎるフォルダを開いていたりするとまだちょっとおかしいかな?
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