AGtoKML V.0.0.7.0のリリースのお知らせです。
主な更新内容
- Yahoo!ジオコーダの利用(住所から緯度経度を取得する場合)
- Google MapsのAPIを利用しつつ、同時にYahoo!のジオコーダAPIも利用して検索する。
- メインの検索をYahoo!に切り替える。
- 個別にデータを保護。
表のチェックボックスをチェックするとそのデータは変更できなくなります。ただし、上部メニューからデータの全削除を行った場合には、保護データも削除されます。
- MAPの「new marker」のボタンをクリックすることで、MAPの中心に、新規マーカーが作成されるようになりました。表データをMapに表示中うっかりMapをクリックして新規データに置き換わってしまうのを防ぎます。
GoogleMaps APIで久しぶりに色々データを調べてみたら、「not found」がほとんど出ないのに驚いたのですが、以前駄目だったビル名入りなどもしっかりジオコードしてくれています。その反面、よく見てみると、予想外のところにマーカーができているものもちらほら。
以前は住所全体がきちんとヒットしなければ駄目だったのが、現在では、とりあえず住所の途中まででもヒットすれば検索結果として返されるようになったためだと思います。
例えば町村統合などで住所が変わってしまったところでも、「not found」にならず、「市」までの検索結果で、市役所にヒットしているものが多くありました。
一見きちんとしているようなので気がつきにくく、なんとか判別しやすくできないかと考えて今回のYahoo!ジオコーダとのコラボを考えました。
Yahoo!ジオコーダは、ビル名が入っていたり、一文字でも間違っていると「not found」を返してきます。「東京都庁」「東京タワー」などのランドマーク的な言葉ではなかなかヒットしません。
同時検索することで、その差を利用して、Google Maps APIではヒットしたかに見えても、Yahoo!ジオコーダで結果の返らない場所は一応点検すると間違いに気づくかもしれません。ただし、先に書いたように、ビル名ありとか、ランドマーク名だったりする場合も多いと思います。
また、両方共検索結果が帰ってきていても、結果が違うこともたまにあります。たいてい住所が正確でない場合ですが、Mapに両方のマーカーが表示されますので、同じ位置にできているかどうか確認できます。
また、検索結果の場所をそれぞれのジオコーダがどういう住所で返してきているかは、Googleの場合、Map上部のMarkerResponse欄、Yahoo!の場合、「Yahoo!GeoCoder」の「Yad」欄で確認できます。ここが元の検索住所と一致していない場合も要注意です。
Yahoo!ジオコーダもGoogle的な進化をしてしまうと役に立たなくなってしまう機能ですね・・・
ヘルプサイトが間に合っていないので(汗)とりあえず以下に説明。
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V.0.0.7.0画面
A:
以前のバージョンではここに表中のデータの緯度経度が表示されていましたが、0.0.7.0では、Yahoo!ジオコーダAPIでの検索結果が表示されます。
「Clear」ボタン:Yahoo!ジオコーダの結果のみ消去します。
「○」ボタン:Yahoo!ジオコーダで検索済みのデータを、並び替えて表の先頭にまとめます。並び替えている時はボタンの表示は「▲」になります。
B:
Yahoo!ジオコーダを利用するかどうかチェックを入れます。
「LatLon取得にYahoo!Geocoderを使用する。」にチェックを入れた場合、メインの検索にLatLon取得にYahoo!ジオコーダが使われ、Aの領域は空になります。
「LatLon取得にYahoo!Geocoderを同時使用する。」にチェックを入れた場合、表部分に表示されるメインの検索はGoogle Maps API を使用し、同時にYahoo!ジオコーダが使用され、A部分にその結果が返されます。「Yad」は、特定した緯度経度の場所のYahoo!ジオコーダが返してくる住所です。
C:
データを保護するチェックボックスです。ここにチェックが入っているデータは、書き換えや削除ができなくなります。ただし、上部メニューの赤丸削除ボタンで「全データを削除」した時には、保護データも削除されます。
微妙にマーカーの位置を訂正したものとか、マーカー位置決定後、アドレス欄を削除したデータ等、ここをチェックしておけば、再検索されて元に戻ってしまうのを防げます。
Yahoo!ジオコーダで同時にLatLonを取得しているデータの場合に、チェックボックスの背景がグリーンになります。
一番下のイエローのデータは、Google Maps APIでは場所が見つかりましたが、Yahoo!ジオコーダでは「not found」になっているデータです。
表のデータを表示するマーカーの種類:
Google Maps APIのみで検索されたデータ
Yahoo!ジオコーダをメインで検索したデータ

Google Maps APIとYahoo!ジオコーダの両方で検索されたデータ
Mapの変更:
- 「MarkerResponse」の住所表示は、住所を検索した結果、どういう住所にフィットして結果を返したかを表示しています。
検索の元住所とこの欄を見比べることで、きちんと検索されているかどうか確認できます。
- 「New Marker」ボタンをクリックで、表示中のMapの中心に新しいマーカーが作成されます。
- 右上の「Yahoo!」のロゴは、Yahoo!ジオコーダを使用して検索中、あるいはYahoo!ジオコーダを使用してデータを表示中に、ここに表示されます。
上部メニューの赤い矢印部分:
すでにLatLonが記入されているデータで、Yahoo!ジオコーダで同時検索をしたい場合、メイン画面ではデータを選択して「選択行のLatLon取得」を行うしかありませんが、これではすでに記入されているLatLonも再検索されてしまいます。
上記画像から検索を行うと、すでにメインとして記入されているLatLonを書き換えることはせずに、同時検索としてのYahoo!ジオコーダによる検索を行います。
AGtoKML V.0.0.7.0のダウンロードサイト
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