志村泉さん[音楽の森]コンサート
今日は志村泉さんのピアノコンサート「音楽の森」に行ってきました。
クラシックのピアノコンサートというと、大人ばかりのしんとしたイメージですが、今日は小学生から大人までを対象としたとてもリラックスした雰囲気のコンサートです。
前半は
モーツァルト「トルコ行進曲」、チャイコフスキー「トロイカ」、メンデルスゾーン「狩の歌」、ベートーベン「エリーゼのために」などなど、と林光の「飛行士」他。
誰でも聞いたことのある親しみやすい曲ばかりです。(でも意外にコンサートでは聴くことが少ないかも)
今日のコンサートは単に演奏が続くのではなくて、曲の合間に小さな観客にもわかりやすく、そして大人にも楽しく作曲家のエピソードや解説をはさんで聞かせてくれました。
解説といってもエピソードをミニ知識として語ってくれたのではなくて、音楽の持つ力を、音楽が時代の壁も空間の壁も心の壁さえも飛び越えて、人々を遥な地点に旅立たせることができること、を、繰り返し語っていたような気がしました。
そうした視点からのやさしい語りの後では、いつもの耳慣れた曲がまた新しい風景を伴って響いてきます。
後半はベートーベンの「悲愴」とドビュッシーの「月の光」。
力強くて伸びやかな演奏にすっかり魅了されて、「眠かったら眠って夢の中で聞いてください」、というリラックスした雰囲気の中で、音楽の力に身を任せることができました。あ、もちろん聴いたのは夢の中ではないですよ。聴く側の耳と心がひらいたかな。
「音楽の森」コンサートはまだ他でも開催されるようですが、一連のコンサートのポスター、チラシのイラストは、演奏者の姿は小さく、手前には思い思いの姿勢で微笑む観客が主役で描かれています。本当にそんな感じのコンサートでした。
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コメント
コンサートでしたね、今日は。
あったかい気持ちになれる時間を過ごせたみたいでよかったね^^
曲がよく知ってる曲だったりするとすごくうれしかったりします。
なんか敷居が高いかな?なんて思ってたりして緊張してコンサートとか行くことあるけど、。。
今度はぜひ聞きに行きたたいな、と^^
投稿: aki | 2006.05.13 23:20
コメントありがとう。
とても良かったよ。クラシックって敷居が高い感じがするのは同感。
でも全然そういうのじゃありませんでした。
また今度機会があったらぜひ一緒に行きましょうね!
投稿: バッグスからakiさんへ | 2006.05.14 11:06