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2006.03.26

PSEマークと中古販売

昨日ニュースサイトや新聞で、PSEマークのない中古の電気製品の販売が「レンタルとみなす」というやり方で容認される、というニュースが伝わった。

PSE法は5年前から施行された電気製品の安全基準だそうで、適すればPSEマークというのがつくそうだ。(全然そんなもの知りませんでした)。基準が作られる以前の中古製品には当然そのマークはついていないのだが、今年4月1日からは決められた品目のの電気製品についてPSEマークのない製品の売買が全面的に禁止され、その規制が中古の販売にも及ぶということだった。

しかし中古販売業界への周知がほとんどされておらず、PSEマークのつく以前の在庫を抱えた販売業者の反発、また単に中古といえない価値のある楽器やオーディオを愛用するミュージシャンからの反発等で話題になり、坂本龍一を中心とするミュージシャンが署名を集めるなど、本格施行を前に混乱していたようである。
その後、経産省が施行を目前にして、ヴィンテージ楽器は品目からはずすなどの処置はしたものの、影響力の大きいミュージシャンのご機嫌をとるようなやりかたでなんとなく不愉快で胡散臭いものだった。
しかし昨日になって突然、中古電気製品に関しては実質上は売買なのだがレンタルという形で規制を逃れる、ということで全面的に中古販売OKになった。これも経過措置とのことで、今後どういう風に動いていくのかよくわからないが、こんなにグタグタになった法律は、もうはじめから見直し、あるいは止めるしかないんじゃないですか。

これまでだってちゃんと安全基準は合ったのだし、それをはるかに超える厳しいもの、というわけでもなさそう。きちんとした安全基準を作ることには反対するわけではないけれど、これが本当にそのために役立つ法律なのかよくわからない。現状では電気製品より、安全が満たされないマンションやホテルをどうにかしたほうがずっと国民の安全を守れそうなものだが。
それに今度の法律では、技術や検査機器があればだれでも検査してPSEマークをつけられるらしいが、そういうマークでもついていれば安全なの?修理などでマークをつけた場合どこが責任取るの?
電気製品による事故を減らすというが、「マークはあくまで漏電などの検査を終えた証明で製品の安全性を証明するものではない。」と経産省は答えている。(朝日新聞)

通常使用の製品の安全の責任がどこにあるのかは明確にして欲しい。民間の誰ともわからないPSEマークをポンと貼った人、なんてことではいやだし。が逆に中古売買に関しては、自己責任という範囲も当然あるわけで、なんでもひとくくりに法律で縛るのでなく、もっと大人の対応はないのだろうか。第一もったいないじゃない

最近、表看板はいかにも立派だけど、美辞麗句に隠れて何か趣旨とは違う目的が存在するのでは、などと妙にかんぐりたくなることが多く、性格が悪くなる一方で困ります。

 

PSEなし中古家電、実質販売OKに 「後で検査」前提
http://www.asahi.com/life/update/0324/009.html

PSEなし中古品販売を事実上容認
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/25/news001.html

PSE:マークなしでも販売認める 経産省が4月以降も
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060325k0000m010123000c.html

 

 

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