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2006.03.18

つくば市の風車

今日の日テレ「報道特捜プロジェクト」でびっくり。残念ながら途中からで全部見ていないのだが。
つくば市が3億円かけて環境教育の一環として、風車を市内の小中学校19校に合計23基設置したが、まったく風車が回らずこれまでの発電量が一般家庭分の1月分強ほどだというのだ。いや、それどころか風車を稼動させるために桁違いの電気を消費するというばかげたお話。

ざっとネットを流せばとうに知られた事件らしく、情報はたくさんあるが、この事業の目的やこうなってしまった責任がどこにあるのかどうも良くわからない。

つくば市が、04年度から3カ年計画で市内の小・中学校全52校に小型風車75基を設置する「つくば市まほろば事業」
http://www.tsukumaho.net/about_f.html

早稲田大学理工学術院  橋詰 匠教授 オピニオン
小型風力発電機による環境教育
http://www.asahi.com/ad/clients/waseda/opinion/opinion157.html

風車の選定に関して委員会が実体が無いようなものであったとか、調査を委託された早稲田大学の試算は3倍の直径の風車で計算されていたとか、計算上の風車は実機は無く、架空のものだったとか。
しかもはなから正常に稼動しても事業としては破綻するような計画だという。このような計画に半分以上の国の補助金が使われている。

ややこしい話だが、とりあえず素人が見ても無駄に税金を使った感強いですね!
周囲を建物で囲まれたような風の少ない町中への設置だとテレビでは言っているが、風車は風で回るって子供でも知っている。
それを回りやすくするための補助電力が発電を上回るなんて、部屋の中に太陽光発電をおいて強力なライトを当てるようなもの?

「回らない」風力発電で監査請求
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/photojournal/archive/news/2006/02/03/20060203ddlk08010153000c.html

風ふけど風車回らず、開発の早大を提訴へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000514-yom-soci

いよいよ責任のなすりあい?

しかし、このような事件で風力発電そのものがばかげているという風潮になるのはもったいない。なにより「環境教育の教材として積極的に活用してもらうことを期待」として小中学校に設置されたようだが、子供たちに風力発電への誤った印象を持たせてしまうことがあるとしたら残念です。
風力発電もまだまだ実用化というより実験的要素は強いにしても、もっと適切な地域で適切な設計の風車を稼動させることに3億円使ったならもっと未来への役に立ったでしょうに。

3月26日(日)朝6時半より 日本テレビ 「報道特捜プロジェクト」 再放送

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受信: 2006.03.18 19:31

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受信: 2006.03.18 22:28

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